月経を軸にした女性の健康サポートICTシステムの開発 ~スマートフォンアプリのユーザビリティ調査~

【女性健康医学研究】

概要

月経困難症も月経前症候群(PMS; premenstrual syndrome)も月経のある女性で比較的高頻度に認められますが、特に心と身体の両面に多彩な症状が現れるPMSの診断とセルフケア、治療においては「症状記録」が非常に重要です。各自が日々の症状記録をスマートフォンアプリで行いそのデータを医師と共有するシステムをすでに京都大学内で開発し、当科通院中の患者さんを対象とした実証実験を行いました(江川ほか.女性心身医学 21(1):105-113,2016)。次に、治療中の患者さんのみならず、より幅広い層で使用しやすくセルフケアにも役立つような普及型の症状記録アプリを産学連携で開発中です。その第一段階として、実証実験用のアプリを3か月間使用していただくユーザビリティ調査を行っています。

対象

月経のある大学生、大学院生、就労者、専業主婦、思春期女子、産婦人科通院中の方。 おもに京都大学および京都大学医学部附属病院で募集しています。

お問い合わせ先

研究代表者・お問い合わせ先:江川美保(京都大学医学部附属病院 産科婦人科)
連絡先 :〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
Tel & Fax:075-366-7695
E-mail:pms★kuhp.kyoto-u.ac.jp(★を@に置き換えてください)

京都大学医学部婦人科学産科学教室