圧迫止血用子宮内バルーンの開発を目指した分娩後子宮腔形状の検討

【周産期研究】

1.研究の目的

当院において、分娩後出血に対する治療方針決定のため実施されたCT画像を解析し、分娩後子宮腔形状を評価することを目的としています。

2.研究の方法

2011年4月から2017年3月の期間に当院で治療を行った分娩後出血の患者さんを対象としています。診療録から得られた母体年齢、合併症の有無、分娩週数、分娩様式、血液検査結果、出血部位、施行した治療方法、出血量、輸血量、臨床経過、CT画像による子宮腔内の形状などの情報を匿名化したのち解析いたします。CT画像の解析は匿名化後に日本ビジュアルサイエンス株式会社に委託します。データは論文化から少なくとも10年間以上保管されます。

3.参加者のリスクと利益

手術もしくは生検を行う必要はありませんので、新たな身体的なリスクはありません。この研究への参加によって、あなたが直接的な利益を得ることはありません。しかし、将来より有効かつ安全な分娩後出血の止血法を確立するために役立つ可能性があります。

4.費用と補償

この研究に参加することにより、あなたに新たな費用負担が生じることはありません。また、あなたへ報酬や補償金が支払われることはありません。

5.研究内容の情報提供

研究計画書および研究の方法に関する資料を入手・閲覧することができます。資料の入手・閲覧に関しては、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限られます。

6.結果報告

解析結果は、直接あなたの治療に役立つ情報ではないため、あなたや担当医師に対して連絡されることはありません。

7.その他

この研究で得られた結果は、専門の学会や学術雑誌に発表されることもありますが、個人のプライバシーおよび個人に関する情報(氏名など)は厳重に保護・尊重され、外部に公表されることは一切ありません。

また、研究計画書および研究の方法に関する資料は他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限り、入手閲覧することが可能です。その他本研究に関して、研究対象とならないことを希望する場合や、研究に関してご不明の点がございましたら、いつでも下記連絡先にお問い合わせください。対象とならないことを希望された場合も、一切不利益は生じません。なお、本研究は倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長の許可を受けています。

お問い合わせ先

京都大学医学部附属病院産婦人科事務局
研究代表者 近藤 英治
問い合わせ・連絡先:
近藤英治、千草義継(電話:075-751-3269 FAX: 075-761-3967)
京都大学医学部附属病院 総務課 研究推進掛(電話:075-751-4899)
trans★kuhp.kyoto-u.ac.jp(★を@に置き換えください)

京都大学医学部婦人科学産科学教室