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当院の特色

京大病院周産母子診療部では、大学病院の強みを生かしつつ、あらゆる妊産婦さんの「自分らしく産みたい」というニーズに応えるべく、以下の出産方法を提供しています。お気軽にご相談ください。
また、MFICU(母体胎児集中治療室)を備え、ローリスクからハイリスクまでのすべての妊産婦さんの出産をサポートしています。当院通院中の妊婦さんはもちろん、京都府下および他府県から、重症の妊婦さんや産褥期の患者さんを「母体搬送」として受け入れ、地域の周産期医療にも貢献しています。

院内助産・助産師外来

助産師外来

助産師による妊婦健診を行います。待ち時間が少なく、健診時間にゆとりがあるため、リラックスした雰囲気の中で、何でもご相談していただけます。
よりよいマタニティライフを送り、満足のいくお産・育児につなげることができるよう、医師と連携して助産師がお手伝いをします。

対象者 妊娠24週以降で助産師外来を希望し、医師の許可のある
内容 血圧・体重測定、胎児エコー、保健指導、各種相談
日時 毎週火曜日 9時~15時 1人45分間(完全予約制)
料金 医師の診察と同様(各自治体の補助券利用が可能です)

院内助産

産婦さんがもつ「産む力」と赤ちゃんがもつ「生まれる力」を最大限に発揮でき、家族とともに満足のいくお産をむかえられるよう、助産師がお手伝いします。入院時から出産、産後まで助産師が主体的に関わります。万が一、分娩経過に異常が認められた場合には医師が速やかに対応します。
大学病院ならではの高度な設備と診療のもと、最大限の安全・安心が確保された中で、より自分らしいお産に臨むことができます。

対象者 助産師外来で3回以上健診を受けた方、院内助産でのお産を希望されている方、医師の許可のある方
料金 医師による分娩介助と同様

帝王切開後の経腟分娩

前回帝王切開で出産され、次のお子さんの出産方法を迷われている妊婦さんはいらっしゃいませんか?
当院では、前回の出産時に帝王切開をした方が、いくつかの条件を満たした場合に限り、次の出産で経腟分娩を試みています。前回帝王切開になった理由や帝王切開の具体的な方法、妊産婦さんの産道や胎児の状態を評価した上で、出産方法(帝王切開をするかどうか)を決定します。
一定のリスクを伴いますが、「前回の出産が帝王切開」という理由だけでは帝王切開の適応とはしておらず、条件が満たせば経腟分娩が可能なことがありますので、医師にご相談ください。

里帰り分娩

里帰り分娩とは、妊産婦さんが実家などに帰省し、これまで妊婦健診を受けていた場所以外で出産をすることです。
特に、はじめての出産の場合や、ご自宅近くに頼れる親戚や知人がいない場合では、出産や育児に対して不安なことも多いため、実の両親の自宅近くで出産した方が安心出来るという妊産婦さんも多いようです。
また、出産後の育児の手助けを気兼ねなくしてもらえるというメリットもあります。
当院では、ハイリスクの分娩だけでなく、里帰り分娩も積極的に受け入れています。産科医師や必要に応じて小児医師とも連携しながら、一人ひとりが安心して出産に臨むことができます。
一緒に楽しくお産をしましょう。

MFCIU(母体胎児集中治療室)

妊娠・出産は女性(母体)と赤ちゃん(胎児)にとっての一大イベントです。多くの妊産婦さんは問題のない経過をたどりますが、時として母体・胎児が命の危険にさらされることもあります。例えば、妊娠高血圧症候群、切迫早産、子宮内胎児発育不全、多胎妊娠、免疫膠原病や糖尿病などの合併症をもった妊娠、あるいは産後の多量出血などでは、母体・胎児ともに24時間体制の専門的な集中治療が必要となります。
京大病院では、2016年6月より、周産母子診療部内にMFICUを設置しました。MFICUは、新生児集中治療室(NICU)と同じフロアにあり、専門性の高い産科医師と助産師が診療にあたります。また、大学病院のメリットを最大限に生かし、必要に応じて他の診療科と緊密に連携し、高度な周産期医療を提供しています。

母体胎児集中治療室(MFICU)の設備について

専属のスタッフステーションと専従医師の常駐

MFICUの個室6床の中心には専属のスタッフステーションが設置され、重症妊産婦に対する経験豊かな助産師(患者 3 名に対し 1 名)および専従の医師が勤務します。このように病室からきわめて近い場所に医師および助産師が常駐することで、患者さんを 24 時間集中的に診療し、急変時にも迅速に対応することが可能となるよう工夫されています。

広い個室 6 床

MFICU は、いずれも 1 室あたり 17~19m2(施設基準 15m2 )と非常に広い床面積を確保して、患者さんのストレスを減らせるよう配慮しています。また重症妊産婦さんあるいは産褥婦さんに対しては、頻回の胎児心拍数モニター、母体バイタルサインモニター(血圧・脈拍など)、あるいは超音波(エコー)検査を含む診察が必要となってきますが、広い個室では医療機器を入れやすく、ベッドサイドで直接、スムーズに診療にあたることができるようになっています。

MFICU ナースステーション

MFICU 個室

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京都大学医学部附属病院
総合周産期母子医療センター(産科部門)