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初めての方へ

京都大学医学部附属病院周産母子診療部では、『安心・安全なお産』をモットーに、自然な分娩を目指しながら、大学病院ならではの高度な設備と豊富なマンパワー、専門診療科やNICUとの緊密な連携で、充実したケアを提供したいと考えています。

分娩について

産科病棟は中病棟2階にあります。NICUをはじめ、他診療科と協力し、ハイリスク妊娠から里帰り出産まで幅広く対応しています。

出産時、ご主人の立ち会い(夫立ち会い分娩)が可能ですので、希望される方は助産師にお申し出ください。(場合により、立ち会い分娩をしていただけない場合もあります。)

※当院では助産制度の利用は出来ませんのでご了承下さい。

診療実績(2023年度)

分娩件数 経腟分娩 168件 計 342件
帝王切開 174件

自然分娩

自然分娩を推奨していますが、必要時は医療介入を行う場合があります。
このような異常事態の予防や対応として、また分娩を順調に進行させるために、検査・処置が必要となる場合があります。

母子同室

母子ともに異常がない場合は出産翌日より同室を開始します。お母さんの体調に合わせて行いますので、無理をせず、スタッフと相談しながら進めていきましょう。

母乳育児

母乳育児を推進しています。たとえ、合併疾患のための常用薬があっても、授乳できる場合がありますのでご相談下さい。母乳で育てられるようお乳の飲ませ方、搾乳方法などを説明します。

充実のケア・フォロー

専門分野を持つ助産師がきめ細かく対応

妊産婦さんの頼れるパートナーと言えば助産師。京大病院は助産師の数が多いため、お一人お一人に対してきめ細かなケアやフォローが可能です。ママベビー相談室や助産師ケア外来を設置することにより、妊娠中の外来通院~入院~退院~産後まで、助産師による切れ目ない支援を受けることができます。
入院中には、妊産褥婦さんにそれぞれ受け持ち助産師が1名(もしくは2名)つき、親身に関わります。
乳房ケアに長けた助産師や、インファントマッサージの資格を有する助産師など、それぞれ専門分野を持った助産師も豊富です。授乳指導をはじめ、退院後の育児が不安なくスムーズに進むようお手伝いします。

ローリスクからハイリスク妊娠・小さなベビーも幅広く対応

あらゆるハイリスク妊娠に対応

妊娠高血圧症候群や妊娠早期の破水、赤ちゃんが大きくならないなどの妊娠中の合併症はいつ誰に起こるか分かりません。高齢出産が増えていますが、年齢を重ねることによって、これらの合併症が起こる確率は高くなり、合併症はお母さんや赤ちゃんへ直に影響します。万が一合併症が起こった場合でも、母体胎児専門医が密に診察を行い、少しでも悪化を防げるようにコントロールし、母児にとって安全な出産を迎えられるよう対応します。MFICU(母体胎児集中治療部)があるため、ハイリスクな妊産婦の受け入れが可能です。

MFCIU(母体胎児集中治療室)について

赤ちゃんのことなら24時間新生児専門の医師が対応できます

産科病棟と同じフロアにNICU(新生児集中治療室)があり、24時間新生児を専門とした医師が勤務しています。出生後に治療が必要な赤ちゃんにも迅速に対応することが可能です。
赤ちゃんがNICUに入室することになった場合、専門的かつ高度な医療を提供できることに加え、赤ちゃんのご兄弟を含め多くのご家族さんが長時間赤ちゃんに会えるようにしており、治療だけでなく子育て開始を最大限サポートさせていただきます。
また赤ちゃんに何らかのご病気が指摘されている場合や、早産の可能性がある場合をはじめとして、出産前であっても赤ちゃんに関わることであれば、どんなことでも新生児専門の医師に確認することが可能です。

安心の里帰り出産

妊婦健診を受けていた場所以外の病院で出産をする里帰り出産。京大病院でも受け付けています。週数によって分娩をお断りすることはありませんので、いつでもお尋ねください。

詳しくはこちら

他診療科との連携

多様な診療科が集まる総合医療

京大病院では、お母さんが安心して出産できるよう、何かあればすぐに対応できる体制を整えています。妊娠中は時に予測の出来ないことが起こり、母児の生命がおびやかされることもまれではありません。そのような時、内科・外科・新生児科・救急部・手術部などの専門医がすばやく協同して診療できる態勢を整えています。24時間365日、病院をあげてお母さんと赤ちゃんをサポートします。

多くの専門家が集まるチーム医療

周産母子診療部に限らず、すべての医療で大切なことは、一人の目だけではなく、多くの専門家が様々な角度から考えて対応することです。京大病院では、周産期専門医を筆頭に数多くの産科婦人科医が、専門分野を持つ助産師や看護師とともに、お母さんと赤ちゃんにとって最も良い方法を考え、チーム医療で活動しています。入院中は、産科医師、助産師・看護師のほか、薬剤師、管理栄養士、臨床心理士、ソーシャルワーカーなどの他職種と連携を行い、よりよい妊娠・出産・育児を目指しています。
様々な事情で退院後の育児に不安がある方には、地域の保健師や関連施設へも情報提供を行い、お母さんがスムーズに育児ができるよう援助しています。

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京都大学医学部附属病院
総合周産期母子医療センター(産科部門)