日本産科婦人科内視鏡学会における手術および合併症の登録

【学会調査研究】

当院は、日本産科婦人科内視鏡学会が主導する内視鏡下手術および合併症登録データベース事業に参加しております。この研究は、日本全国の産婦人科内視鏡下手術の現状の把握、および適正な医療水準の維持のために全国調査を行います。本研究で集められたデータを分析することで、内視鏡下手術における現状の把握とともに、医療水準の向上と患者さんに最善の医療を提供することを目指します。

対象となる方

2014年1月1日から、当院で産婦人科内視鏡下手術(腹腔鏡、子宮鏡、卵管鏡、ロボット支援下手術)を施行された患者さんです。

データベース事業の意義

本研究は、日本全国の産婦人科内視鏡下手術の現状の把握および適正な医療水準を維持するために全国調査を行うことで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。本研究で集められたデータを分析することで、本邦での産婦人科内視鏡下手術の現状を明らかにすることができます。手術にともなうリスクを理解した上で、患者さんやご家族とともに手術・治療の方針を決定することができるようになります。加えて、さまざまな研究と連携して運営することで、臨床現場がさらに充実した医療を提供できるようとりくむ手助けをすることができます。

研究の目的

日本全国の産婦人科内視鏡下手術の現状の把握、および適正な医療水準の維持のために全国調査を行います。

研究の方法

この研究は、これまでの診療でカルテに記録されている、病名、手術名、手術時間、出血量、入院期間、血液検査、病理検査などのデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。患者さんの手術、治療に関する情報は、個人を識別できる情報を除き、新たな符号をつけ、どなたのものかわからない形式で、日本産科婦人科内視鏡学会に報告します。この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。
データの解析結果は、個人が特定出来ない形式で日本産科婦人科内視鏡学会、その他の学会等で発表されます。収集したデータは厳重に管理されます。日本産科婦人科内視鏡学会にて承認された臨床研究において、データベース上のデータを新しい解析に用いられることがあります(データの2次利用)。
ご不明な点がありましたら、下記担当者へお尋ねください。

お問い合わせ先

病院名 京都大学医学部附属病院産婦人科
連絡先 075-751-3111

京都大学医学部婦人科学産科学教室