教室勧誘イベント
Kyoto Exchange Meeting

私たちは毎年5月から6月に京大産婦人科医局に関心のある医学部6回生、研修医、修練医の先生を対象に教室勧誘イベント「Kyoto Exchange Meeting」を開催しています。

このコロナ禍で近年はオンラインと現地のハイブリッド開催を継続していますが、例年活気のある皆さんを迎えて、楽しい説明会となっています。

今年度の開催内容は下記のポスターをご覧ください。

Kyoto Exchange Meeting ポスター

Kyoto Exchange Meeting 参加登録

2024年5月11日(土)13:00~16:30(トレーニングは10:30~)
会場:杉浦地域医療研究センター(京阪電車 神宮丸太町5番出口 徒歩5分)
   +zoom配信のハイブリッド開催
懇親会:17:30~ IN THE GREEN 地下鉄北山駅徒歩1分

2024年度のKyoto Exchange Meetingに参加ご希望の方はこちらにお申し込みください。

2022年度の様子も、少しお伝えいたします。

梅雨も間近と迫り紫陽花が咲き始めた2022年5月21日の土曜日、京都大学医学部附属病院の敷地に面した杉浦地域医療研究センターにおいてKyoto Exchange Meeting2022を開催しました。当医局でのキャリア形成や関連施設紹介を中心としたリクルートセミナーであり、オンラインを併せたHybridセミナーとして現地参加者は運営スタッフも含めて48名、オンライン参加者は46名と合計94名の参加者を迎えました。

午前中に初期研修医と医学部6回生を対象とした実技トレーニング(腹腔鏡のドライボックスを用いた縫合結紮、帝王切開子宮創部モデルを用いた縫合結紮、会陰裂傷モデルを用いた縫合結紮と3つのトレーニング)を行いました。

産婦人科医として修練を開始したばかりの後期研修医達も上手に指導しており、非常に頼もしい一面が見られました。

休憩を挟んで、13時からワークショップ1「産婦人科の働き方改革2022」というタイトルで、3人の演者から其々の施設における働き方改革を提示して頂きました。兵庫県立尼崎総合医療センターの安堂有希子先生は、産科診療を中心とした総合病院における働き方の課題や取り組みを中心に、神戸市立医療センター中央市民病院の大竹紀子先生は当直明けの超過勤務労働制限を実施している施設における経験を中心に現状と課題を説明いただきました。洛和会音羽病院の伊藤美幸先生から、自施設の取り組みだけでなくDiversity(多様性)やEquity(公平性)に関する意識改革の提案も頂きました。

Coffee Breakとして産婦人科関連クイズを挟み、ワークショップ2では「これからの産婦人科の働き方を語ろう!」と題して、シナリオ内容を複数の産婦人科医で討論するワークショップを実施しました。仮想シナリオでは産婦人科医8名が勤務する中規模病院において、病欠や産休に入る医師をサポートするために個人や組織がどのように取り組むか、という内容を取り上げました。
参加者からの意見は匿名で書き込んでもらい、その意見を前面モニターで拾いあげつつ議論を進めます。参加者から若手や中堅医師の本音、管理職の苦労など現場に即した意見やコメントが多く寄せられました。
産科当直を含めた超過勤務や長時間労働規制の法整備が進む中で、現状のままでは医局運営が難しくなるという危機意識を共有しました。これらの課題を医局として真摯に向き合う覚悟があることを、参加した医学生や初期研修医に示すよい機会となりました。

後半は恒例の関係病院紹介を行い、各病院の勤務医から地域の魅力や研修内容を紹介いただきました。学生や初期研修医が自分達の未来を想像する機会を得て、また医局や関係病院の働き方改革への真摯な取り組みや熱意を感じてもらえる半日になったのではないかと考えています。

京都大学医学部婦人科学産科学教室