子宮内膜癌に対する体腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術の実施

【婦人科腫瘍研究】

概要

子宮内膜癌の再発リスクとして子宮外への進展、特にリンパ節転移が挙げられ、骨盤内から傍大動脈領域までのリンパ節郭清は治療的に有効であるとされています。当科では以前から開腹下にリンパ節郭清を行ってきましたが、手術は骨盤から上腹部にまで及び、侵襲が大きく術後合併症も少なくありませんでした。近年、体腔鏡を用いた内視鏡手術を導入することでより低侵襲に手術が行える可能性が示唆されています。本研究では、体腔鏡を用い傍大動脈領域までのリンパ節郭清を含めた根治的手術の安全性を検証する医師主導治療研究です。

対象

臨床進行期III期までが予想される子宮内膜癌の患者さん。

詳細

本研究の情報の公開は大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)に開設されたホームページで行われます。

UMIN-CTR 臨床試験登録情報
試験名:子宮内膜癌に対する体腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術の実施

京都大学医学部婦人科学産科学教室