子宮頸部粘液性腺癌における「胃型腺癌」についての調査研究 pilot study
(多施設共同研究)

【婦人科腫瘍研究】

概要

子宮頸癌の約2割を占める腺癌の多くは子宮頸管腺型ですが、胃型粘液性腺癌(「胃型腺癌」)も散見されます。「胃型腺癌」は治療抵抗性を示すとされる一方で臨床的エビデンスの蓄積がなく診療に苦慮するのが現実です。当研究では、本邦における発生頻度および患者の転帰を分析する事によって、この稀少で新しい「胃型腺癌」という組織亜型の臨床的意義を検証します。本研究は、厚生労働省がん研究助成金「婦人科悪性腫瘍に対する新たな治療法に関する研究」班による、多施設共同研究です。

対象

2000-2009年にかけて当科で手術治療をおこなった子宮頸部粘液性腺癌I-II期の患者さん

詳細

本研究の情報の公開は大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)に開設されたホームページで行われます。

京都大学医学部婦人科学産科学教室