成人型顆粒膜細胞腫のホルモン産生による臨床所見、病理所見の違いについての検討

【婦人科腫瘍研究】

概要

顆粒膜細胞腫は女性ホルモンなどのホルモンを産生する卵巣に発生する珍しい腫瘍です。顆粒膜細胞腫がどのようにホルモンを産生しているのか、それが臨床像にどのような違いをもたらしているのかについての研究はまだほとんどなされていません。
そこで、過去に顆粒膜細胞腫と診断された患者さんの診療記録より得られた情報(症状、血液検査結果、画像)と手術時の病理標本をもとに、顆粒膜細胞腫の臨床像とホルモン産生との関係について検討を行います。

対象

1999年から2014年まで当院で手術加療を行った卵巣成人型顆粒膜細胞腫の患者さん
研究共同先:近畿大学医学部付属病院、広島市立安芸市民病院

個人情報保護について

本研究は,京都大学大学院医学研究科・医の倫理委員会の承認を得た後,研究代表者の管轄のもとに行われます。当院にすでに記録されている臨床情報、既存の試料をもとに行われるため,対象となる患者さんにあらたにご負担をおかけすることはありません。また,この研究の結果は専門の学会や学術雑誌に発表されることがありますが、プライバシーは十分に尊重され、対象者の氏名、イニシャル、カルテ番号、標本番号等の情報は全て匿名化され、外部に公表されることは一切ありません。
もし,本研究にご自身の臨床情報(カルテ記載事項、各種検査結果、病理標本)を使用されることに同意されない方は,下記連絡先にご連絡くだされば,解析対象から除外させていただきます。同意されない場合でも,診療上であなたが不利益を被ることは一切ありません。

また、研究計画書および研究の方法に関する資料は他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限り、入手閲覧することが可能です。
その他本研究に関して、ご不明の点がございましたら,いつでも下記連絡先にお問い合わせください。

お問い合わせ先

京都大学医学部附属病院産婦人科事務局
研究代表者 小西 郁生
問い合わせ先 安彦 郁 北村 幸子
連絡先 電話:075-751-3269、FAX: 075-761-3967
京都大学医学部附属病院 総務課 研究推進掛:電話075-751-4899
trans★kuhp.kyoto-u.ac.jp(★を@に置き換えて送信してください)

京都大学医学部婦人科学産科学教室