帝王切開術後24時間以内のエノキサパリン投与の有効性および安全性についての検討

【周産期研究】

1.研究の目的

当院で帝王切開術後に施行された、低分子ヘパリン(エノキサパリン)皮下注射による抗凝固療法(術後肺血栓塞栓症予防)の、有効性・安全性について検討することを目的としています。

2.研究の方法

2011年4月~2017年4月の期間に当院で帝王切開術後24時間以内にエノキサパリンを投与された方を対象としています。診療録から得られた麻酔方法、エノキサパリンの投与時間、肺血栓塞栓症の有無や副反応などの情報を匿名化したのち、統計処理して検討します。データは論文化から少なくとも10年間以上保管されます。

3.参加者のリスクと利益

手術もしくは生検を行う必要はありませんので、新たな身体的なリスクはありません。この研究への参加によって、あなたが直接的な利益を得ることはありません。しかし、将来より有効かつ安全な帝王切開術後肺血栓塞栓症予防方法を確立するために役立つ可能性があります。

4.費用と補償

この研究に参加することにより、あなたに新たな費用負担が生じることはありません。また、あなたへ報酬や補償金が支払われることはありません。

5.研究内容の情報提供

研究計画書および研究の方法に関する資料を入手・閲覧することができます。 資料の入手・閲覧に関しては、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限られます。

6.結果報告

解析結果は、直接あなたの治療に役立つ情報ではないため、あなたや担当医師に対して連絡されることはありません。

この研究で得られた結果は、専門の学会や学術雑誌に発表されることもありますが、個人のプライバシーおよび個人に関する情報(氏名など)は厳重に保護・尊重され、外部に公表されることは一切ありません。

また、研究計画書および研究の方法に関する資料は他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限り、入手閲覧することが可能です。その他本研究に関して、研究対象とならないことを希望する場合や、研究に関してご不明の点がございましたら、いつでも下記連絡先にお問い合わせください。対象とならないことを希望された場合も、一切不利益は生じません。

お問い合わせ先

京都大学医学部附属病院産婦人科事務局
研究代表者 近藤 英治
問い合わせ:
近藤英治、千草義継(電話:075-751-3269 FAX: 075-761-3967)
京都大学医学部附属病院 総務課 研究推進掛(電話:075-751-4899)
trans★kuhp.kyoto-u.ac.jp(★を@に置き換えください)

京都大学医学部婦人科学産科学教室