臨床成績

婦人科

当科では悪性腫瘍のみならず子宮筋腫や子宮内膜症などの良性疾患にも積極的に手術を行っています。特に手術侵襲の軽減を目的とした内視鏡手術(腹腔鏡、ロボット手術)に力を入れており、年々、件数が増加しております

婦人科手術件数の推移

2021年1~12月における婦人科手術の内訳

病名 手術件数
子宮頸癌(前がん病変含む)
 子宮頸部円錐切除術 70
 単純子宮全摘出術 腹腔鏡下 12
 単純子宮全摘出術 ロボット支援下 7
 広汎子宮全摘出術 腹式 17
 広汎子宮全摘出術 腹腔鏡下 5
子宮体癌(前がん病変含む) 
 単純子宮全摘出術 腹式 7
 単純子宮全摘出術 腹腔鏡下 14
 単純子宮全摘出術 ロボット支援下 15
 準広汎子宮全摘出術 腹式 1
卵巣癌 
 卵巣悪性腫瘍手術 腹式 27
子宮筋腫 
 子宮筋腫核出術 腹式 2
 子宮筋腫核出術 腹腔鏡下 13
 単純子宮全摘出術 腹式 6
 単純子宮全摘出術 腹腔鏡下 25
 単純子宮全摘出術 ロボット支援下 9
良性卵巣腫瘍 
 付属器腫瘍(嚢腫)核出術 腹腔鏡下 22
子宮脱 
 仙骨固定術 腹腔鏡下 6
 仙骨固定術 ロボット支援下 1

産科

MFICU(母体・胎児集中治療室)が6床あり、内科疾患合併妊娠、がん合併妊娠等のハイリスク妊娠、重症妊娠高血圧症候群、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、超早期の前期破水などのリスクの高い妊娠合併症を数多く取り扱っています。また年間100件近くの搬送症例も受けて入れております。

分娩件数

搬送受け入れ件数

低出生体重児

生殖・妊孕

顕微授精(ICSI)を含めた体外受精-胚移植(ART)を行なっています。近年体外受精患者数は増加しており2017年の体外受精の妊娠率は29.2%でありました。小児・若年がん患者の妊孕性温存療法にも積極的に取り組んでいます。

体外受精-胚移植 施行症例数

(2015.01〜2017.12)

妊よう能温存症例(合計41症例)

(2015.01〜2017.12)

京都大学医学部婦人科学産科学教室