産婦人科Cadaver Workshopの開催

【婦人科腫瘍研究】

1.研究の名称

献体を用いた産婦人科手術手技教育プログラム

2.研究目的

本研究で予定している臨床解剖実習では、臨床解剖学的知識の向上および手術・検査手技向上のため産婦人科領域の解剖を行い、本学の学部生・大学院生・研究生、産婦人科医師(但し、必ず本学の医師と一緒に行うが、学外の医師も含まれます)、および医師以外の医療従事者の教育に資することを目的としています。このような実習により、より多くの産婦人科医師が、確実な治療を行うことができるようになり、安全な医療の提供が期待できることから、医師だけでなく、患者にとって大きな意義があると考えられます。

3.研究期間

承認日より5年間行います。

4.研究の倫理審査と研究の方法について

本研究で行われる「臨床解剖」は京都大学大学院医学研究科・医学部および医学部附属病院「医の倫理委員会」の審査を受け、研究機関の長の許可を得て実施します。実際に利用する内容・日時・必要なご献体数などを決定後、「クリニカルアナトミーラボ(CAL)利用申請書」を添えて、別の倫理申請R1785にて京都大学大学院医学研究科・医学部および医学部附属病院「医の倫理委員会」の審査を受け、研究機関の長の許可を得たCAL運営委員会に利用申請を行い、CAL利用許可証が発行されたのち、解剖を実施します。 解剖実習プログラムのテーマは、婦人科悪性腫瘍手術に必要な骨盤内解剖や後腹膜解剖の研究と教育であり、臨床解剖に関する研修会やハンズオンセミナーを開催することも検討しています。実習では実演者2-3名が解剖実習を行い、周囲の見学者に対して解説や講義を行います。

5.研究機関の名称・研究責任者

研究機関

京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学教室

研究責任者

万代昌紀

6.試料・情報の利用目的・利用方法

解剖で用いるご献体は、京大白菊会の会員の皆様からご提供されたもので、本学形態形成機構学講座に搬入後、専門の技術職員の手によって固定処置をされたのち、ご献体番号を与えられ、CAL運営組織・CAL利用者には個人情報は一切伝わらない状態となっています。

解剖実習で記録した映像や音声はご献体の顔など個人情報が入らないように十分に配慮いたします。情報は当教室内の手術映像保管場所で管理し、2次利用に際しては別途申請を行う必要があります。 師・教授 八重樫 伸生

7.試料・情報の管理について責任を有するものの氏名又は名称

万代昌紀

8.利益相反

本研究は、婦人科学産科学教室の運営費交付金(教育研究費)を使用します。利益相反については、手術機器のレンタル、機器操作方法指導のために9で示す企業からの協力を得る事があります。「京都大学利益相反ポリシー」「京都大学利益相反マネジメント規程」に従い、「京都大学臨床研究利益相反審査委員会」において適切に審査・管理しています。

9.協力機関

本研究は以下の企業から協力を得る可能性があります。

(KARL STORZ Endoscopy Japan、オリンパスメディカルシステム、ジョンソン・エンド・ジョンソン、コンメッド・ジャパン、アトムメディカルなど)

10.研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応

研究課題における相談窓口

担当者:濱西潤三、砂田真澄
所属:京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学教室
連絡先:郵便606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
連絡方法:電話 075-751-3269

研究機関の相談窓口

京都大学医学研究科 総務企画課 研究推進掛
連絡方法:
電話:075-753-9301 E-mail:kikaku06★mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

※E-mailは★を@に置き換えてください

京都大学医学部婦人科学産科学教室