先輩たちからのメッセージ

2020年 Kyoto Exchange Meetingにむけて作成した医局紹介動画ですが、後半に大学修練医へのインタビュー動画が入っています。こちらも、是非参考にしてください。

インタビュー

高橋小百合 先生

浜松医科大学を卒業し、2018年に入局された高橋先生は、静岡生まれ、静岡育ちの穏やかな先生です。
静岡から離れた京都の地へどうして移動したのか、現在は静岡で育児をしつつ、産婦人科診療に取り組んでいる立場も踏まえて、京都大学を選んだ理由や、子育てをする女性医師への進路選択に関するアドバイスをいただきました。

なぜ、産婦人科医になろうと決意されたのですか?

周産期から癌診療に至るまで診療内容が多様で、内科的要素と外科的要素を持つことに惹かれました。専門性が高くて、人の生から死まで関われること、特に出産を通じて患者さんに「おめでとうございます!」と、日常的に伝えられることなどに魅力を感じました。

京都大学産婦人科への入局を考えたきっかけや、入局の決め手になった理由を教えてください。

私が初期研修を行った静岡県立総合病院が、ちょうど京都大学産婦人科の関連病院でした。入局されている先生と接する機会が多い中で興味を持ち、診療でも研究でも著名な京都大学産婦人科で学んでみたいと考えるようになりました。

実際に京都大学での後期研修をどう感じましたか?

静岡県立総合病院で2年間後期研修を行った後、京都大学病院で10ヶ月、地域病院で2ヶ月研修を行いました。
1-2年目は病棟業務や産科・婦人科外来をこなし、多くの手術症例を経験し、日常診療を回せるように努めた研修でした。京大病院では、病理カンファレンス、放射線治療カンファレンス、画像診断カンファレンス、クリニカルカンファレンスなど多くのカンファレンスにて症例ごとに文献的考察を交えて治療方針を検討するといった、診療の基盤を特に学びました。大学病院ならではの複雑な症例や、最新の臨床試験などにも触れる機会があり、大変興味深かったです。
地域病院では限られた医療資源の中で医療を行うという難しさも経験しました。

京都大学産婦人科は私のような外部出身にも分け隔てなく風通しの良い環境で、先生方の人柄も魅力的な方が多く、バランスのとれた楽しく充実した後期研修をさせていただきました。

将来、どのような産婦人科医を目指していますか?

現在は子育て中ということもあり時短勤務で働かせていただいております。
限られた時間の中で責任を持って診療を全うできるよう、臨機応変に対応できる柔軟性と応用力を持った産婦人科医を目指しています。
慌ただしい日々でも、探究心を忘れず精進したいと思っています。

普段の趣味や、休日の過ごし方、修練医の息抜きのコツなど、教えてください。

院外では子育てに没頭しています!笑
イライラしてしまうこともたまにありますが、可愛いくパワフルな子供に癒されてエネルギーを充電しています。
今も昔も、後輩や同期、上級医、他職種との雑談が息抜きになったり、新しい糸口の発見に繋がったりしています。病院でも病院外でも人との接触が大事だと感じますし、ストレス軽減にも寄与しているように思います。

入局を考えている人たちに、アドバイスをお願いします。

静岡県出身の私は関西にゆかりもなく、京都大学産婦人科なんて巨大勢力に入局して大丈夫なのだろうか・・・と不安でした。
しかし、いざ入局して実際に京大病院で研修してみると、風通しの良さ、入局されている先生方の人柄の魅力、最新の知見とエビデンスベースの診療内容などを実感し、入局して良かったと思っています。
また、コロナ禍から定期的に行われるようになったオンライン勉強会も大変勉強になっています。
異動に関して人によって立場は異なるので、一概には言えませんが、私の場合は夫や実家の都合なども配慮していただけました。
総じて入局、おすすめです!!

京都大学医学部附属病院 産婦人科では

  • 産婦人科専門修練医
    (対象:卒後3年目あるいは他病院の専門研修プログラム中)
  • 産婦人科医員
    (対象:産婦人科専門医取得前後)

を広く募集しています。

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研修に関する質問や相談にも、個別に対応いたします。

京都大学医学部婦人科学産科学教室