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第2回がんサポーティブケア研究会
京都大学医学部附属病院 産科婦人科 医員
東山 希実
第2回がんサポーティブケア研究会
2024年10月13日第2回婦人科がんサポーティブ研究会を開催しました。昨年の第一回はウェビナーで開催しましたが、今年は現地+Zoom配信のハイブリット開催となりました。当日は総勢49名が現地参加され、29名がWeb参加されました。モーニングセミナーは京都大学緩和医療科の嶋田先生から「より良いQOLの実現を目指したがん疼痛のマネジメントとAIの応用について」、ランチョンセミナーでは北海道大学の渡利先生から「卵巣がんの診断・治療-Niraparibの位置づけを含めて-」、特別講演では東北大学の島田先生から「患者さんと最良の治療選択を考える~婦人科がん診療におけるShared Decision Making~」をお話いただきました。一般演題では、がん患者の就労支援、ACP、食事や栄養管理、服薬サポート、ePROやサルコペニア等に関する興味深い報告が発表されました。どの演題でも活発な質疑応答がなされ、参加者の方々のがんサポーティブケアに関する熱い思いを感じることができました。国内の大きな学会ではサポーティブケアに関するセッションがまだあまりなく、本研究会では全国の施設におけるサポーティブケアに関する知見、取り組み、研究成果について見識を深められる貴重な機会となりました。今後も本研究会のさらなる発展に向け、各分野の先生方のご指導とご協力を仰ぎながら、一層精進し、婦人科がん患者のQOL向上に貢献できるよう努めてまいります。
2024/10/18
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