産科ハンズオン「骨盤位娩出法」を開催しました

11月18日に、専攻医を対象とした骨盤位娩出法についてのハンズオンセミナーを開催しました。骨盤位経腟分娩における竹岡式横8字法、古典的上肢解出術、およびVeit-Smellie法について、千草講師による講義で理論を確認した後、分娩模型を用いてのシミュレーション実習を行いました。近年単胎骨盤位の経腟分娩は実施されることが稀となり、参加者はこの機会を逃すまいと緊張感を持って実習に取り組んでいました。一方でこれらの方法は、よく遭遇する帝王切開時の骨盤位胎児の娩出時にも使用できるものです。手技を学ぶだけでなく、普段の帝王切開から意識して実践することの大切さを再認識する、貴重な機会となりました。